マンガでわかるシリーズは何か新しいことを学ぶときに入門しやすいので、必ず読むようにしています。本書は読者からの「ぜひ、続編を」という声に応えて書かれているので第一弾と共にお楽しみください。
読みやすさ:お役立ち度: 勇気づけ力:
内容紹介
人気の『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』に続く第二弾。
今回はワークを取り入れた実践編です。
一番身近で、じつは一番不可解な存在である「自分」をワークで解きほぐします。
さらに、誰にも1、2人はいる「苦手な人」との付き合い方など、アドラー心理学を生活で活かす方法がわかります。
マンガのストーリーでは、前回主人公を支えた野村ルイが主役。
アドラーの幽霊にサポートされつつ、夫として、新任課長として、奮闘する様子を描きます。
著者紹介
岩井 俊憲
有限会社ヒューマン・ギルド代表取締役。
1947年、栃木県生まれ。早稲田大学卒業。
外資系企業の管理職などを経て1985年4月、有限会社ヒューマン・ギルドを設立、現在に至る。
アドラー心理学に基づくカウンセリング、カウンセラーの養成、各種研修を行っている。
目次
Prologue アドラー心理学を「活かす」には
Part 1 本当の自分はどんな人?
Part 2 嫌な自分と向き合う
Part 3 なぜあの人とうまくいかないのか
Part 4 困難を克服する活力を身につける
仕事、家庭、そして自分自身に向き合うために必要な思考をわかりやすく説明
アドラー心理学とは心理学者のアルフレッド・アドラーが創始し、後継者たちが体系化した心理学で、原因ではなく目的に着目して心理的な分析をおこなう未来志向の心理学です。
本書は日常生活に活かす状況をマンガで表現していて、「自分にも当てはまる!」と共感をストーリー作りでした。
例えば、プロジェクトをチームとして進めたいのに会社で年上の部下と反りが合わない場合。もう聞くだけでどうしたら良いかわからない。
そんな話も中に盛り込まれていましたが、簡単な解決法が紹介されていました。
ただ読むだけでない
マンガでわかるシリーズと思って侮るなかれ、本書には性格分析のための診断シートがついているので、読むだけではなく実生活において、シートの結果を活用することが出来ます。
実際に診断シートをやってみたのですが、自分が気づいていない自分の一面を発見できたのでとても役立ちました。