- 勉強しようと思ったけど、部屋片付けで終わってしまった
- 会社で仕事していたけど、一日何をしていたか覚えていない
- 家事が忙しくて、家事以外に手をつけられていない
そんな悩みは無いだろうか?
それはディープ・ワークが出来ていないからだ!
そんなあなたにオススメしたい本がこちら
『大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法』カル・ニューポート著 門田 美鈴 訳
【著者について】
2004年にダートマス大学で学位を、2009年にマサチューセッツ工科大学(MIT)においてコンピュータ・サイエンスでPh.D.を取得。2011年からジョージタウン大学でコンピュータ・サイエンスの准教授を務めている。教鞭をとる傍ら、ブログ「Study Hacks」で学業や仕事をうまくこなして、充実した人生を送るためのアドバイスも行っている。
著書にHow to Win at College (2005)(2006 New York Public Library Books for the Teen Ageを受賞)をはじめとする学生向けのハウツー本シリーズがあり、これまでに売上12万部を超える。Harvard, Princeton, MIT, Dartmouth, Dukeといった名門大学に招待されて講演を行っている。
他にSo Good They Can’t Ignore Youがあり、同書は「2012年のビジネス書べスト10」 (The Globe and Mail)や「起業家のためのベストブック」(Inc. Magazine)に選ばれた。
と准教授しながら学生や起業家にむけて人生のアドバイスを送っている、アメリカ版 落合陽一だ。
ざっと目次を紹介しておこう。
【目次】
序章 偉大な仕事を成し遂げた人たちが知っていたこと
第1部 「ディープ・ワーク」という考え方
第1章 生産性を劇的に上げるために必要なこと
第2章 注意力を奪う「シャロー・ワーク」という存在
第3章 ディープ・ワークの三つの利点
第2部 「ディープ・ワーク」を実践するために
第4章 集中して取り組むための戦略
第5章 雑念を取り払うトレーニング
第6章 ソーシャル・メディアから離れる
第7章 シャロー・ワークを減らす

人生の時間を充実させたい人の必読書!
ディープ・ワーク:あなたの認識能力を限界まで高める、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動。こうした努力は、新たな価値を生み、スキルを向上させ、容易に真似ることができない。
序章 ユングの偉業は「ディープ・ワーク」で成し遂げられた より
ディープ・ワークを実践することで以下のことが身につきます。
1. 複雑なことを素早く身につける
2. 深く没頭することが幸せにつながる
3. 際限なく収入が増え続ける
一つ一つ説明していきましょう。
複雑なことを素早く身につける
エクセルでの手作業や業務プロセスに沿っていない会計システム、自社の独自の承認システムなど非効率なシステムを人海戦術で推し進めている会社は多いのではないだろうか?
現代で、新興企業が急成長する一方で、大企業が潰れていく背景にはIT技術による業務の効率化、そしてマーケットへの素早いアクセスによる影響は見逃せないだろう。
もし、あなたが潰れていく大企業の従業員だったらどのように対応するだろう?
本書では1人のフィナンシャル・コンサルタント、ベンの話が詳細されていた。
ベンはフィナンシャル・コンサルタントの仕事得てまもなく、仕事の大部分がエクセルのスクリプトによって自動的に処理されていることに気づいた。
仕事に野心を抱いていたベンは危機感を覚えて、仕事を辞めてプログラマーになると決めた、プログラムの仕方を知らなかったにも関わらずだ。
そして、ベンは「コンピューターのない部屋に、プログラミングのテキストとメモカード、マーカーだけを持って閉じこもった」
もはや、気狂いな行動ですね。
そして2ヶ月間、18冊分のプログラミングのコードを読み終わったとき、難しいDevブートキャンプに参加し、クラスの1番の成績で卒業した。
その数ヶ月後、新興ハイテク企業で職を得て、フィナンシャル・コンサルタント時の年収の2.5倍とで働けることとなった。
極端な集中をする事で、複雑なことを短期で身につけてしまうこともできるのだ。

深く没頭することが幸せにつながる
シャロー・ワーク:あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、周囲散漫な状態でなされることが多い。こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる。
序章 「シャロー・ワーク」に足をとられる私たち より
心理学者のミハイ・チクセントミハイの研究によると『やりがいのあることに深く没頭することで人生の充実感を高めることができる』らしい。
しかし、自分自身が日頃行なっている仕事や日常生活を振り返ってみて欲しい、シャロー・ワークが蔓延していないだろうか?本当に価値ある仕事を成すのが難しくなっていないだろうか?
・オフィスについて最初にメールのチェック
・仕事に集中してきたと思ったら話しかけられる
・何でもかんでも会議
もううんざりだ!
そんな状態で仕事をし続けて、人生を振り返った時に本当に充実して幸せだったのか?自分の人生に満足したのか?公開していないか?を真剣に考えて欲しい。
あなたの人生はあなたのものだ。あなたが本当に幸せだと思う瞬間、つまりディープ・ワークを上手く使いこなす時間を最大限設けて欲しい。

際限なく収入が増え続ける
最後にディープ•ワークをする最大のメリットをお伝えしよう。
それは際限なく収入が増え続けることだ
現代において商品やサービスは急速に一般化してしまう。それは、インターネットにアクセスする大勢の人を介して情報がすぐに流出してしまうためだ。
しかし、ディープ・ワークを経て作られた、簡単に真似できないより価値の高い商品やサービスを提供すればアクセスする人がいる限り際限なく収入が増え続ける。
「ディープ・ワーク」を実践するために
本ブログでは、本書の前半の個人的に重要だと思う部分を紹介させていただきました。後半の第2部ではディープワークを実践するための具体的な方法を述べている、是非ご自身の目で内容を理解して、自分の仕事や日常生活に役立てて欲しい。