こんにちは、ばばーるです。
前回のおさらい
前回はGmailApp.sendEmailでメールを送信する方法をご紹介しました。
- GmailApp.sendEmail(‘送信先’, ‘件名’, ‘本文’);でメール送信できる。
今回はメールの文章を整える方法をご紹介します。
キリン部長に届いたメール


???
sendEmailのオプション機能

今頃キリン部長は困惑していると思うよ。

そんなことより、文章がうまく書けないけどどうしたらいいの?

(そんなこと???)
それはhtmlBodyを使ったらいいよ。
sendEmail( )にはオプション機能がついていて、様々な操作ができます。
名前 | 型 | 表現 |
attachments | Blobsource[] / バイナリデータ | 電子メールで送信できるファイル。Googleスプレッドシートや、PDFや色々なデータが使用できます。 |
bcc | String / 文字列 | BCCの宛先 |
cc | String / 文字列 | CCの宛先 |
htmlBody | String / 文字列 | 設定されている場合、HTMLを使用できます。メールにインライン画像がある場合は、HTML本文にオプションのinlineImagesフィールドを追加できます。 |
inlineImages | Object / オブジェクト型 | htmlBodyが使用された場合に、画像への参照が<img src = “cid:imageKey” />というhtml表現を使ってメールに貼り付けることができます。 |
name | String / 文字列 | 送信者の名前を表現できます。 |
noReply | Boolean / ブーリアン型 | TrueかFalseを入力すると、送信者の名前がnoReplyで表現されます。 |
replyTo | String / 文字列 | 受信者が返信すると気に、宛先を送信者以外に設定できます。 |
今回はhtmlBodyをご紹介します。
htmlとは?
html(HyperText Markup Language)は、ハイパーテキストを記述するためのマークアップ言語の1つです。

さっぱりわからん。
Webぺージを構成している言語です。こんな感じで書かれます。

このhtmlを使うと整ったWebページやメールの文章を書くことができます。
↓ 例えばこんなWebページ

htmlBodyの使い方
前回たぬきさんがキリン部長に送ったメールのスクリプトをみてみましょう。
function sendEmail() {
GmailApp.sendEmail('送信先アドレス@sample.com', 'テストメールを送ります たぬきより',
'キリン部長 ちょっとメール送ります スクリプトから送っているんですよ。たぬきより');
}
分かりやすいように、それぞれの変数をsendEmailの前に定義しておきます。
function sendEmail() {
const to = '送信先アドレス@sample.com'; //1行目
const subject = 'テストメールを送ります たぬきより'; //2行目
const body = 'キリン部長 ちょっとメール送ります スクリプトから送っているんですよ。たぬきより'; //3行目
GmailApp.sendEmail(to, subject, body);
}
3行目の文章ですが、たぬきさんは段落を設けて送るつもりでした。

そのように文章を書くにはhtmlBodyオプションを使用します。
function sendEmail() {
const to = '送信先アドレス@sample.com'; //1行目
const subject = 'テストメールを送ります たぬきより'; //2行目
const body = ''; //3行目
let html = 'キリン部長<br><br>' //4行目
html += 'ちょっとメール送ります。<br>' //5行目
html += 'スクリプトから送っているんですよ。<br><br>' //6行目
html += 'たぬきより' //7行目
GmailApp.sendEmail(to, subject, body, {htmlBody:html}); //8行目
}
3行目: Bodyは空にしてきます。ここに文字を入力してしまうとhtmlBodyを読み込まず、Bodyの文章を送信してしまいます。
4~7行目: htmlと変数名を指定して、文章を’ ‘の間に記載していきます。<br>というのは改行という意味で、<br>を2つ重ねることで空白行を文章中に挿入することができます。+=は前の行と文章をつなげているだけです。
8行目: sendEmailのオプション設定{ }の中にhtmlBody: htmlを記載するだけです。

そうそう。
こんな感じの文章送ろうとしてた。
まとめ
他にもメールの文章を整えるためのhtmlの書き方はあるのですが、今回は
- htmlBodyオプションを使うと文章をhtml表現で整えることができる
その際に、Bodyは空白にしておく
文章は+= もしくは + でつなげることができる
次回はオプションを使って具体的なメールを送信する方法についてお伝えします。
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