成功するには〇〇さえあればいい!

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本記事では、成功するために必要な要素は羅列するが、単純明快、はっきりとそして簡潔に「成功するには〇〇さえあればいい!」なんてことは答えません!
そんな書き方をしているブログやらツイッタープロフィールやらは99%は「金くれ」という意味で、タイトルに引かれて当ブログを読もうとしているあなたはネットビジネスのカモにされる存在だ!!!
そんなあなたがすべきことは、当ブログを全部読んで、オススメ本を当サイトから購入し、散々広告バナーをクリックした上で、自分の人生の課題にもくもくと取り組んで成功を収めてもらいたいと思う。

このブログは世の中の困りごとや悩み事にお役に立つかもしれない行動経済学の知識を発信しています。
行動経済学というのは、簡単に言うと経済学や心理学、脳科学などを混ぜ合わせた学問です。かの有名なアルフレッド・ノーベルスウェーデン国立銀行賞の受賞者も輩出しています。アルフレッド・ノーベルスウェーデン国立銀行賞は通称:ノーベル経済学賞と呼ばれていますが、ノーベルの遺言により設立された賞ではないのでノーベル財団からではなくスウェーデン国立銀行から賞金が支払われています。噂によるとノーベル一族から不満が出ているとかなんとか。

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成功する条件

1993年に心理学者のアンダース・エリクソンが「限界的練習」(Deliberate practice)と呼ばれる練習方法で1万時間の努力をすれば1流になれるという研究結果が発表されて話題となりました。この1万時間の法則は日本でも以下の本を通して有名になりました。(※1)
「天才!」成功する人々の法則
マルコム・グラッドウェル 著 勝間 和代 訳

しかし、2014年に努力による影響は限定的だとする論文がプリンストン大学のブルーク・マクナマラがスポーツ、音楽、教育分野などのメタ分析(簡単にいうと「過去のデータ分析の分析」)を行ったところゲーム:26%、音楽:21%、スポーツ:18%、教育:4%、そして知的専門職に至っては1%の影響しかない結果が発表され、努力も必要だけどその影響は限定的ではないか?1万時間の努力だけでは1流にはなれないのではないか?という予想になっています。(※2)

あのメンタリストDaigoさんもYoutubeで解説されています。

1万時間の法則について以下の書籍によると、5つの条件下の努力が必要とのことです。つまり、ただの努力の1万時間ではないわけですね。

  1. しばしば教師の手を借り、実用向上のために特別に考案されている。
  2. 何度も繰り返すことができる。
  3. 結果に関し継続的にフィードバックを受けることができる
  4. チェスやビジネスのように純粋に知的な活動であるか、スポーツのように主に肉体的な活動であるかにかかわらず、精神的にはとてもつらい。
  5. あまりおもしろくない。

(あまりおもしろくないって…)

究極の鍛錬
ジョフ・コルヴァン 著
米田 隆 訳

さらに、成功するには、文化的背景、幸運であること、環境が整っていること、社交的であることなども成功の要素であると考察されている一方で、頭の良さ(IQ)についてはあまり重要でないのではないかと両本で述べられており、成功する子 失敗する子という本でも、家庭が裕福である方が成功する可能性が高いかもしれないと考察されていました。

成功する子 失敗する子
ポール・タフ 著
高山 真由美 訳

まとめると…

今までの本やら下の参考文献やら読んだ内容をまとめると

  • 1万時間とは言わないが、メンターつけて努力できる
  • 運が良
  • 自分が興味ある事ができる恵まれた環境にいる
  • 家庭が裕福
  • 社交的な性格
  • 文化的背景が有利に働く
  • そこそこ頭が良い(IQ)が高い

という人なら成功しやすいかもねという結論です。成功するには〇〇さえあればいい!なんていうタイトルが嘘だという事がよくわかりました。

……

………

これじゃあまりにも締まりがないので、個人的な考察を一つ書いて終わりたいと思います。

先ほどの成功の条件の「運が良い」を良くする方法は「挑戦回数を増やす」です。成功する条件を全部揃えて成功している人なんてほぼいないので、成功する条件なんて調べるより、挑戦し続ける方が簡単だと思います。

という事で成功したいなら、今すぐ挑戦してください!!!
グッドラック👍

参考文献

(※1) Ericsson, K. A., Krampe, R. T., Tesch-Römer, C. (1993). The role of deliberate practice in the acquisition of expert performance. Psychological Review, 100, 363–406. 

(※2) Macnamara, Brooke N., David Z. Hambrick, and Frederick L. Oswald, 2014, “Deliberate Practice and Performance in Music, Games, Sports, Education, and Professions: A Meta-Analysis”, Psychological Science, 25(8): 1608–1618. doi:10.1177/0956797614535810

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